復習する意味

2022/06/13

おはようございます。
国試リハビリセンターです。

今日は、復習する事の必要性について書いてみます。
突然ですが、皆さんこの様なグラフ
見たこと有りますか?


(画像引用元: 忘却の曲線 |キャンパスウェルネス|ウォータールー大学 (uwaterloo.ca)

これは、カナダのウォータールー大学が発表している
忘却曲線のグラフです。

まず黒線についての説明です。

1日目の講義で得た知識100%の内、翌日は何もしなくても、知識量の50%~80%を覚えています。


しかし、7日目になると記憶量はだいぶ減り
30日目では元の時間の約2%~3%しか覚えていない状態になります。


“同じことを繰り返す”と、脳は「この情報を維持した方がいい」と判断します。


同じ情報に繰り返しさらされると、長期記憶の中にある情報を引き出す時間が短くなり、
【必要な情報】として認識され、取得し易くなります。


これを踏まえた上で
“もし、復習を入れていたらどうなるか?”
を示したのがオレンジ色のグラフです。

講義後24時間以内に 10分復習すると
曲線をほぼ100%に引き上げられます。


1週間後(7日目)に再復習する場合、
記憶の想起には5分しかかかりません。


30日目には再々復習した場合、思い出すのに2~4分しか必要としないという訳です。
(多少の個人差はありますが
😅


しかし、ほとんどの人達は、この復習時間を作ることができないと思います。


でも、今回のグラフ&説明で復習の必要性が
分かった人は多いと思います。

記憶の定着を図るなら、平日は30分程
毎週末は1.5~2時間を復習に費やすのが良いそうです。

また、視点を変えると今回のグラフから詰め込みタイプの勉強だと長期記憶がとどまり難いことも分かったかと思います。

やはり、地道にコツコツですね(^^♪



ちなみに、活用しやすい復習方法には、
理解度を確認する上でも
“問題を解く”のが良いと思います。


1週間後に同じ問題を解いてみて下さい。
(解答を選択した理由が説明できていれば
“理解している”と考えてOKです。)

それでは、体調を崩さない様に気を付けて
いい1日を過ごして下さい。

来年春、皆さん目標とする場所で、
いい顔で仕事されている様、
私たちも一緒に頑張らせていただきます。

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